Synology DS1819+で不要になったストレージプールを削除して、利用しているHDDを取り出す方法を紹介します。
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想定ケース
今回は2台のHDD(ドライブ3、4)で構築している、ストレージプール3(RAID1構成)を完全に削除し、このHDD (ドライブ3、4) を取り外す想定です。
ストレージプールのデータは全て削除されるので、今あるデータを捨てて、新規にストレージプールを構築したい場合などで使える手順です。消えると困るデータがある場合は、事前に別ストレージなどにバックアップを取っておいてください。
もし今のデータを残したままHDDの容量だけを増やしたい…という場合は、この手順ではなく「ディスクを1台ずつ交換してディスクサイズを増やす」方法が使えます。
不要なストレージプールを削除する手順
ブラウザでDiskStation Manager(DSM)にアクセスし、ストレージマネージャを起動して作業を行います。

ストレージプールを削除すると、そのストレージプール上にあるボリュームや共有フォルダも全て削除されます。削除される対象が表示されるので、本当に削除しても問題ないか確認して「削除」ボタンをクリックしてください。




ストレージプールの削除が完了すれば、ストレージプールの一覧から表示が消えます。
また、削除したストレージプール上にあったボリュームや共有フォルダも同時に削除され、ボリュームや共有フォルダの一覧から消えます。

ストレージプールを削除してもHDD自体は再利用可能な「初期化済み」として表示されているので、不要であればDiskStationから対象のHDDを取り外します。
ホットスワップに対応している製品(今回使っているDS1819+など)であれば、本体の電源を入れたままHDDの抜き差しが可能です。ホットスワップに対応していない製品の場合は、一度本題の電源を落とした状態でHDDを取り外してください。


これで、不要なストレージプールの削除と、そこで利用していたHDDの取り外しが完了です。